砥石

仕事は自分を磨く砥石であり、自分を磨き、人生を高めることが意義だと思う。仕事と言うと職業を述べる人が多いが、その職業を通じて社会へ貢献をすることである。

一言で述べると企業の目的は「利益」と言えるが、利益だけではどうもしっくりこないのではないか。資本主義のベクトルだから儲かり豊かになっていくことはおかしいことではない。だが、豊かになったり成功したりしたときこそ本来の会社の目的を見失わないこと。それには経営者は確固たる理念や哲学が必要である。自利自利ではだめで利他が重要だと思う。

神仏にお参りに行く人は大抵、自分のために何かしてほしいと祈る。これは自利だが、もう少し進歩すると家族や会社、国家や人類と広がり「利他」となっていく。

子ども達とお参りに行くと願をかける「この子達が人を幸せにできますように」と。
昔、街角で良く見た標語を覚えているだろう「世界が平和でありますように」と色んなところで目にしたが、五井昌久さんという方からはじまり、今でもその流れを財団法人がくんでいるそうだ。街角で見たあの標語も自分のことだけでなく利他の精神がそうさせて伝播されていったものである。

JCスピリットとは可能性を信じて行動し続けること。チャレンジしている時は辛いだろうが、辛いときって実は成長している時でもある。楽な時は出来ることをやっているだけだから成長はしない。これじゃ楽だが、楽しくないし成長しない。

苦楽を共にするからこそ連帯感が生まれ喜びをわかち合うものである。これがチーム内で共有できれば、その力は偉大となる。
組織を治めるには力で治める「覇道」と徳で治める「王道」がある。王道とは道徳・仁義の文化であり、日本の本来のやり方だった。

日本型経営、アメリカ型経営と言われるが、戦後日本に物質主義が蔓延ったのはアメリカの華やかな物質主義を見せられ、マインドコントロールされ続けているからだと思う。

日本人がそれまで教育してきた地理・修身・歴史を消したのである。

 
 

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